アナタの隣に
私が通っていた学校。
京真と詩乃ちゃんが通っている学校。
校門の前で二人が出てくるのを待つ。
「京真っ!」
一人で出てきた京真に思いきって声をかけた。
京真は目を見開いて私のとこれにきた。
「美由?なんでここに?どうした?」
そりゃ、驚くよね。
学校やめてから会ってなかったんだもん。
「詩乃ちゃんは?」
一緒じゃないの?
「…知らない」
え?
知らない?
なんで?
「どうして?一緒に帰るんじゃないの?」
心配して聞いたけど京真の口から出た言葉に固まってしまった。
「知るかよ、あんなやつ!一緒になんかいたくない!」
え?