アナタの隣に
「怪我なくて良かった」
にこりと笑うその人は京真以上にかっこいいと思う。
私服だけど…大学生かな?
少し茶色い髪。
綺麗な瞳。
私は心を奪われていた。
「大丈夫?
おーい?きみ?」
「あ、大丈夫です。
こちらこそスミマセンでした」
みとれてた。
「きみ、高校生?
学校どうしたの?
サボリかな?」
「…いえ、やめたんです」
なんでこんなこと言ってるんだろう。
今会ったばかりのこの人に。