禁断恋愛したいんです。
それからは容赦なく私を当ててきた。

「じゃあこれ西東さんやってくれますか?」

「えっ・・。私?」

「どうぞ」


さっきのことでなんかこの先生に悪いことしたかな~
と思いながら、問題を解いていた。

授業が終わって帰ろうとしたら、

「これ、職員室に持って行ってくれますか?」

と言われた。

私は頭にきて

「私あなたになんかしましたか?」

と言った。

「いや、何も」

「じゃあなんで私にばっかり問題解かせたんですか?」

「あなたがなんでここに入れたのか不思議だったからです」


見た目からは予想もできないほどのSでびっくりした。
そしていつも笑ってるのがもっと恐かった。
こんなにストレートにこんなことを言えるのはこの人しかいないだろう。


私は仕方なく職員室まで運んで帰ろうとした。
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