禁断恋愛したいんです。
その時先生がすれ違いざまに

「ありがとう」

と言ったのがものすごくカッコよかった。



それから私はあの先生のことがすきになった。


その先生とのことを瑠依に話すと

「あぁ~あいつね。あれのどこがいいの?」

と言っていた。


その先生はこの学年の生徒指導の先生で
瑠依はあの先生にだけは勝てないらしい・・・。

「名前はなんていうの?」

「なんだっけな~。確か・・・村吉 優士?」

「村吉先生・・・」

「榎怜・・・。あれはだめだよ」

「何で?」



「だってあいつ結婚してるよ」



結婚・・・。
その2文字が私の頭をぐるぐるとまわっていた。
そんな私に追い打ちをかけるように瑠依が


「それに子供もいるみたいだし・・・。」


子供~?
何でなんで~?
私はそのことを聞いて天国から地獄に落とされた。
うそでしょ・・・。


でもそんなことを聞いてもやっぱりあきらめられなかった。
それでもあの人がすっごく好きだった。
たとえ家庭があったとしても・・・。

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