禁断恋愛したいんです。
その日から私にとって英語の時間は
幸せの時間となった。


向こうはあれから何もしてこないけど、
授業が終わると私はいつも先生に話しかけた。

「先生今日のプリントでよく分からないものがあるんですけど~?」

「どれですか?」

「ここなんですけど~」


こんな感じでいつも何かしらの話しかけるきっかけを作って
近づいていた。



そんなことを続けていたある日・・・。

今日も先生にわからないとこを聞きにいった。

「先生~。ここがわからないだけど?」

でも今日の先生はいつもと違った。
いきなり私の手を取って壁に押し付けた。
先生の顔がすっごく近くてドキドキした。

「西東さん・・・。いや、榎怜。」

な、名前で呼んでくれた!!
でもこの状況は・・・。



「俺のことすき?」



今日はいつもの優しい先生じゃなかった。
素顔が出たような感じだった。


「な、なんで?」

「いいからすきかって聞いてんだよ・・・」

「す、すきですけど・・・。」

「だろうな。お前わかりやすいんだよ」

「えっ・・・」

「じゃあ俺になりされてもいいよな?」

「・・・・。」

「俺今すっごくやりたいんだよね~。放課後保健室に来てくれない?」

「で、でも私・・・。」

「来なかったらどうなるかわかってるよね?」



私は返事もしないでそのまま教室から出た。
あんな人だったとは思わなかった。
好きだけど・・・。
もしやってしまったら、私はただのセフレになっっちゃうかも・・・。
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