大嫌いなアイツ
授業中はずっとボーっと
してた。



集中できなくて…。



何回も先生に注意された。



「おぃ。
 お前注意されすぎ。」

「え…。
 亮くん…。」

「何かあった?」

「…ううん。
 大丈夫っ。」

「そうか?」

「うんっ。」



他の人には迷惑
かけられない。



「じゃぁ、あたし病院
 行くから。」

「うん。」

「また明日ね。」

「ばいばいっ。」



龍司…大丈夫かな。



心配…。



「ゆーこっ。」

「亮くん…。
 どうしたの?」

「別に?
 一緒に帰ろうぜ。」

「あ、うん。」



なぜか一緒に帰ってる。



「優子ってさ…。」

「ん?」

「まだ龍司と付き合って
 んの?」

「ぇ…。」





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