大嫌いなアイツ
【龍司】
俺は生きる気力を
失くした。
「龍司。
ちゃんと食べなさい。」
「…いい。」
「…これだけでも
食べて。」
「いらねぇって…。
ほっといてくれよ…。」
お袋は出て行った。
何も食ってねぇ。
最近思う。
生きている価値が
あるのかって。
優子がいなくなってから
俺は死んだも同然。
「龍司。
お客さん来てるわよ。」
「えっ!?」
そう言って優子のことを
思ってしまう。
優子が来たんじゃ
ないかって。
「あ…。」
「久…ぶり。」
「お、おぅ。」
がっかりした自分に
笑える。
来るわけねぇのに。
「優子…って思った
んでしょ?」
俺は生きる気力を
失くした。
「龍司。
ちゃんと食べなさい。」
「…いい。」
「…これだけでも
食べて。」
「いらねぇって…。
ほっといてくれよ…。」
お袋は出て行った。
何も食ってねぇ。
最近思う。
生きている価値が
あるのかって。
優子がいなくなってから
俺は死んだも同然。
「龍司。
お客さん来てるわよ。」
「えっ!?」
そう言って優子のことを
思ってしまう。
優子が来たんじゃ
ないかって。
「あ…。」
「久…ぶり。」
「お、おぅ。」
がっかりした自分に
笑える。
来るわけねぇのに。
「優子…って思った
んでしょ?」