大嫌いなアイツ
「はい、あたしです。」
『あぁ俺だ。』
「何ですか?」
『北川から休む理由は
聞いてる。』
「あ、はい。」
言ってくれてたんだ。
『それはいいとして。
北川がな…。』
「龍司に何かあったんですか!?」
『ケンカだ…。』
「え…。」
『他校のヤツらと
ケンカしたみてぇだ。』
「そう…ですか。
でも何であたしに?」
『重体なんだ…。』
え…――――――。
『だから…いちを
来といてほしい。』
「それって…。
死ぬってことですか?」
『まだ分かんねぇけど。
とにかく山野病院だから。』
「はぃ…。」
ありえない。
龍司が?
何か理由があるはず。
「何があったの?」
「ママ…病院行ってくる。」
「え?」
「龍司がっ…。」
「とにかく行ってきなさいっ。」
「うんっ。」
『あぁ俺だ。』
「何ですか?」
『北川から休む理由は
聞いてる。』
「あ、はい。」
言ってくれてたんだ。
『それはいいとして。
北川がな…。』
「龍司に何かあったんですか!?」
『ケンカだ…。』
「え…。」
『他校のヤツらと
ケンカしたみてぇだ。』
「そう…ですか。
でも何であたしに?」
『重体なんだ…。』
え…――――――。
『だから…いちを
来といてほしい。』
「それって…。
死ぬってことですか?」
『まだ分かんねぇけど。
とにかく山野病院だから。』
「はぃ…。」
ありえない。
龍司が?
何か理由があるはず。
「何があったの?」
「ママ…病院行ってくる。」
「え?」
「龍司がっ…。」
「とにかく行ってきなさいっ。」
「うんっ。」