大嫌いなアイツ
「実はさ…。」



事情を話した。



『えぇーーーーー!?』

「うっせぇ。
 で、今動けねぇから。」

『大丈夫かよ。』

「いちをな?
 頼む。」

『いいぞ。
 親友の頼みだしなっ。』

「サンキュっ。」

『見つけ次第連絡するわな。』

「頼むな…。」



よし。



これで大丈夫か。



って言っても落ち着かねぇ。



「優子…。」



今どこにいんだよ。



連絡くらいしろよ。



「龍司。」

「お袋。」

「健太くん来てるわよ。」

「健太が?」



見つかったのか!?



「よ。」

「おぅ。」

「どうだ?」

「見ての通り。
 それより優子は?」




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