大嫌いなアイツ
ホテルの人に聞いて
1005号室はいつもの
客が使っていると。



優子もそこにいる。



「健太…。」

「ん?」

「もしものことが
 あったら…。
 俺が倒れたら。」

「おぃ…。」

「優子を頼むな。」

「バカなこと言うな。
 ぜってぇ助けろ。」

「あぁ…。」



おし。



ガチャ…



開いてる!?



何で…。



「そんなに感じてんの?」



っ…。



優子…。



「やっ…りゅ…ぅっ。」



今まで耐えてたものが
切れた。



「おぃ…。」

「誰だ?」

「人の女に何してんだ?」

「りゅぅ…じ?」




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