春風と共に

「荒木さん!!!」

「大丈夫だ・・・・

ちょっと、怪我しただけ・・・だ・・・」

 ズルッ

「あ、荒木さん!!

早く、血を止めないと!!

悠さん!!

 箱を取って下さい!!」

「これか?」

「はい!!

なんとか、血が止まりました・・・

だけど、いつ目を覚ますかわかりません・・」


「そうなのか・・・

荒木さんのことだから

早く目が覚めるだろう・・・

あの人は、少し無茶をしすぎだよ・・・

昔も、同じことがあったんだ・・・

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