春風と共に
俺が、9歳のころ
大人5~6人相手に
俺を守ってくれたんだ・・・
それも、荒木さんは俺と同じ9歳のころ
いつも、ケンカをしてて
いざとなったら、俺を守ってくれる・・・
俺は、荒木さんにずっと守ってもらって
ばっかりだったよ・・・
カッコつけて・・・
俺は、邪魔者なのかな?
ってたまに思うんだ・・・
俺は、もう治らない病気を持って・・・
日々悪化してる・・・
もう、誰かを傷つけたくないんだ!」
ああ・・・
悠さんも、私と同じ気持ちだったんだな・・・
「ねぇ、夢を作る人はドリームメーカーって
言うじゃん、その反対で夢を壊す人って
なんて言うか知ってる?」
私は、その問いには答えなかった・・・
「夢を壊す人って、ドリームキラって言うんだ・・・
前まで、俺はそうだった・・・
ある兵が、稽古中に
俺は、悠さんより強くなれますか?
って、聞かれたんだ・・・
そのとき、俺は
無理 無理バカなことを話すのはヤメろ
って言ったんだ・・・
自分でも、なんでそんな言い方をしたのかわからない・・・
だけど、俺はひどい事を言ったんだなって後から思う
俺ってバカだよね・・・・
俺は、荒木さんみたいに強くなりたい
だけど、今の俺は
ただの、強がり
なのかなって、思うんだ・・・・」