春風と共に

 荒木さんは強かった・・・

でも、少し隙がある・・・

まだ、未熟なのがわかった

そして、結果は引き分けだった・・・

それから、俺は

 毎日のように荒木さんと試合をするために

稽古場を通った

そして、通い一カ月がたった

ある日

今村さんに誘われた・・・

「剣道が好きならここに居れば

いいじゃないか

きっと、蓮も悠と試合を毎日したい

だろうし、どうだ?」

「みんなが、いいなら

俺も、ここに居たいです」

「そうかそうか

なら、剣道をがんばれよ・・・」
< 131 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop