春風と共に

「加藤たちは・・・

   まさかー・・・」
私がそう言うと

悠さんが優しく背中を叩いた

「大丈夫・・・

きっと、帰ってきてくれるよ・・・

 きっと・・・ね・・・

今の、俺たちはそう祈るしかない・・・」


「はい・・・

  早く、帰ってきてほしいですね!」

「ああ・・・

   そうだな・・・

俺も行って見ただけで、生きてる

どうか、確認をしてない・・・

だが、生存率は少しはあるかもしれねぇよ・・・」


そして、私たちは

  毎日が刻々と過ぎて行った



< 138 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop