春風と共に
「加藤たちは・・・
まさかー・・・」
私がそう言うと
悠さんが優しく背中を叩いた
「大丈夫・・・
きっと、帰ってきてくれるよ・・・
きっと・・・ね・・・
今の、俺たちはそう祈るしかない・・・」
「はい・・・
早く、帰ってきてほしいですね!」
「ああ・・・
そうだな・・・
俺も行って見ただけで、生きてる
どうか、確認をしてない・・・
だが、生存率は少しはあるかもしれねぇよ・・・」
そして、私たちは
毎日が刻々と過ぎて行った