春風と共に
「春奈ちゃん・・・
小林さんの言うとおりにしよう」
「ですけど・・・」
「小林さんの望むなら俺は
そう従う・・・」
そして、私たちはそこから離れた・・・
そして、遠く離れた山奥へと逃げた
知らなかったけど、悠さんは発作止め
の薬を飲んでたらしいが、とうとう
薬が切れた・・・
それから私は、毎日のように発作で
苦しんでる悠さんを見ていた・・・
悠さんは私の心を見通した感じで言った
「自分を責めなくてもいい
この病は、勝手に自分で作っただけで
春奈ちゃんのせいじゃないよ・・・」