春風と共に

それから、2年が経った

私は、この日になると

この山へ行く・・・

そして、この事を思い出す・・・

「ねぇ

  西川 春奈って子知らない?」

その声は、悠さんに似ている声だった・・・

私は意地悪そうに

「さぁね・・・」

 って言って振りむこうとした瞬間

そこには、悠さんに似ている人が立っていた

いや、悠さんがそこに立っていたんだ・・・


「ゆ・・・

  悠さん!!!

   会いたかった!!!」

「俺も一緒だ・・・

だから言ったでしょ?

俺は、約束を守るって・・・

だから、幸せに暮らそう・・・」



「うんっ!」

ねぇ、神様

私には、幸せになる権利はあるんだ!

私は、こんな悲劇に屈しないんだからねっ!!!

「あ、

  待って下さい!!!」


「早く、来いよ!!」

そして、

悠と春奈は幸せに暮らしました・・・

 今後、なにも起こらないと良いけど・・・



                    つづく

< 146 / 146 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

春風と共に 続

総文字数/15,607

恋愛(その他)52ページ

表紙を見る
~よくばりなお・姫・様~

総文字数/25,675

恋愛(その他)82ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop