春風と共に
それから、2年が経った
私は、この日になると
この山へ行く・・・
そして、この事を思い出す・・・
「ねぇ
西川 春奈って子知らない?」
その声は、悠さんに似ている声だった・・・
私は意地悪そうに
「さぁね・・・」
って言って振りむこうとした瞬間
そこには、悠さんに似ている人が立っていた
いや、悠さんがそこに立っていたんだ・・・
「ゆ・・・
悠さん!!!
会いたかった!!!」
「俺も一緒だ・・・
だから言ったでしょ?
俺は、約束を守るって・・・
だから、幸せに暮らそう・・・」
「うんっ!」
ねぇ、神様
私には、幸せになる権利はあるんだ!
私は、こんな悲劇に屈しないんだからねっ!!!
「あ、
待って下さい!!!」
「早く、来いよ!!」
そして、
悠と春奈は幸せに暮らしました・・・
今後、なにも起こらないと良いけど・・・
つづく