私。あいつが大好きなんです。
ずっと、幸せが続くとおもってた。
ただ、メールしてるだけでも。
学校で目が合うだけでも
幸せだった。
けど、違った。

私は見てしまった。
翔平がほかの女の子と笑って話しているのを。
楽しそうに話している翔平の顔を。
私はつらかった。
そう。自分自身こんなにやきもち焼きとは
思わず。
でも嫉妬はみんななるものだよね・・
とか考えてたり。

「結衣~??」
「っあ・ごめん。」
友達の、さくらが話しかけてきた。
「なにー?暗い顔して。」
「みて・・・」
私は翔平のほうを指差す。
「あぁ。やきもち?」
やっぱさくらは分かってくれるね・・・
私は首を縦に振る。
「まったく。翔平はだめだね・・女の気持ちも
知らずに。」
私は苦笑いをした。
「翔平にいってくる!!」
「まって!!」
「え?」
「お願い。翔平には言わないで。」
そう。言われたくなかった。
だって、縛り付けたくなかったから。
「なんで?」
「縛り付けたくない。つらい思いさせたくないんだ。
嫉妬なんか私が我慢すればいいことでしょ。」
「だけどさ、我慢してたら翔平にしばれられてると
一緒じゃん。」
「いいの。私もう少しがんばるから。」
「あっそぉー」
さくらはせっかく心配してあげたのに。という
顔をしていた。
ごめんねさくら。でも私ががんばれば済む話なの。


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