視線の先には
───「邪魔なわけないじゃんっ!」
「波琉と俺は2人でいても楽しいけど、小百合がいると、もっと楽しいんだぞ?」
「そうだよ小百合?小百合がいないと私、寂しいんだから。爽太なんかより…」
「おいおいおい、俺なんかより何だよ…。それは言っちゃいけないだろ」
「本当のことだも~ん」
「うわ…俺、傷ついた」
「きも」
「もぉ波琉ちゃん怖い~」
「はぁ、せっかく大事な話してたのに…。
波琉、わかった?金輪際私達から離れようとなんてしないでね?私達3人はいつでも一緒。離れようとなんてさせないんだから♪」