視線の先には





そのあとは他愛のない話をして、私が委員会の時みたいに、駅まで送ってくれた。





「送ってくれて、ありがと」



「おう、じゃあまたな」





『またな』か…



次はいつ会えるんだろう…。



夏休みが終わったらなのかな…。




ずいぶん先だな…。





「どーした?お腹でも痛いのか?」




え、お腹って…。





「ぷっ違うよ~。なんでもないから」




広瀬くんの思わぬ発言に笑ってしまった。





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