視線の先には




えっ、じゃあ待って…



「広瀬くんの好きな子って誰!?」




「気づいてないのかよ。ちょっと来てみ、見せたいもんがある」




そう言われて、困った顔をした広瀬くんの後を着いていく。





〈ガラガラガラ〉




図書室だ。


図書室に何があるんだろ。





「ちょいちょい」



手招きされて座ったのは、いつも広瀬くんが座っている席。



そして、広瀬くんは私がいつも座っている委員用のカウンター席へ。





< 159 / 166 >

この作品をシェア

pagetop