あなたとわたし
本入部


仮入部から3日後
吹奏楽部に正式入部した。

楽器は、望んでいた
ユーフォニウムになった。

パートは…
ユーフォニウムとチューバを
あわせた『バスパート』

つまり、浅羽先輩も一緒だ。

それを知ったとき陽菜が
良かったねと言った。

「…うん。」
私は、無意識で答えていた。


『じゃあ、いまからパートに
分かれて自己紹介タイム!』

部長の声によって各パートが
移動をし始めた。

ー 2年3組 ー
「それでは、バスパートの
自己紹介タイムすたーと!」

まず最初に自己紹介をしたのは
パートリーダーの先輩。
(また後日、紹介します。)

そして浅羽先輩の番…
満面の笑みでこう言った。

「イケメン浅羽廉です(笑)
好きなものは、主にマンガ!
オススメとかあったら教えて♪
これからよろしくね!」

……。
何だろう…
私の中で浅羽先輩のイメージが
すごく崩れた気がする。

マンガ好きってことは、
オタクなのかな…


このとき、私の中に
大きな疑問ができた…。

私の話についてこれるかな?



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