あ
「大地?」
「かっかれん!」
今一番会いたくないかれんが俺の名前を呼んだ。
「あ、兄貴はどうしたんだよ!?」
「あぁ…瞬ちゃん寝てたから。話しは、また今度でいっかなって……」
「兄貴寝てたのかよ。ま、まぁまた会えるしなっ!」
「あ、うん。…えっとー、大地の……彼女さん?」
俺の彼女?
先輩のこと勘違いしてんのか…
俺の…彼女。
俺の?彼女…?
「あの…」
俺が黙り込んでると先輩が気まずそうに口を開いた。
「私は、大地くんの彼女なんか……」
「あぁ~かれん!お前にはまだ言ってなかったよな!!こいつは……
俺の彼女っ」