裏生徒会部
体育祭の開幕ですよ
- 静音side -
朝。
帰ってすぐに寝たおかげで、調子も良いし元気いっぱいになった。
「おはよう、お母さん」
「静音。ちょっとおいで」
笑顔でそう言うお母さん。
なんだろう…?
「いたっ!!!」
何か聞こうと近寄ると、いきなりげんこつをくらった。
な、何すんの!?
いきなりげんこつとかっ!!
「あんた、柊也くんに何回迷惑をかけたら気が済むの!?」
迷惑……あぁ。
多分、昨日のことか…。
本当に柊也やってくれたんだ。
何回って言われても、昨日が最初で最後だし。
「ちゃんとお礼言うし…ね?」
「何が「ね?」よ。これだからあんたに彼氏ができないの」
「余計なお世話だよ!それは!!」
好きな人ができないんだし、しょうがないじゃない。