裏生徒会部
「マジで来たのか」
「仁が来いって言ったんでしょ」
「半分冗談だったんだけど」
「じゃ、俺は帰る」
「「待て待て待て」」
私と仁に引きとめられ「はぁ…」と大きな溜め息をつく柊也。
どんだけ帰りたかったの。
「お前らに頼みたい事があって」
「また?」
「またって2回目だろ」
「仁。だからまたなんだよ」
「バッカだな~」と笑う央。
それを注意するゆいちゃん。
ゆいちゃんは本当に良い子だ。天使だ。
「で、頼みたいことってなんなの?」
「新聞部の暴走を止めてくれ」
「…は?」
何、暴走を止めてくれって。
っていうか、そもそも新聞部なんてあったの?