裏生徒会部


謎の液体と睨み合いをする柊也。

期待してにっこりと見る鈴菜。

そんな2人…いや、柊也を哀れんだ目で見守る茜と私。

さぁ、頑張れ。柊也。

私達は応援しかできないけど。


「早く早く~♪」

「…いや……」


まだ飲む勇気がない柊也は溜め息を吐く。


『こらっ!!ちゆっ待てっ!!』


廊下から聞こえる声に気づいて、ドアの方を見る。

ガラッ!!!

またまたおもいっきりドアが開くと、息切れをした女の子がよろよろと入ってくる。

え、え、え???


「なっ……何か…飲…み物…くださ……い…」

「…お。これを飲め」


柊也は謎の液体を女の子へと渡す。

…せこい。

女の子は液体を見ずに、受け取ってすぐに一気のみ。

だ、大丈夫なの!?


「な、何…これ……」

「おい、ちゆ。勝手に…ってうおっ!!」


倒れた女の子をタイミングよく来た男の子が支える。

…え。

まさか……本当に死んじゃったとかないよ…ね……?


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