裏生徒会部


女の子は元気いっぱいになり、鈴菜とはしゃいでいる。

いやー…ね?

この人、味覚が麻痺してるのかなって思っちゃうよ。


「皆も飲んでいいよ♪」


そう言って、コップに液体を注ぎ、一人一人に渡していく。

・・・・・・・・・・・・・・・。

勇気…いるなぁ……これ…。


「はい。君も♪」

「い、いや…俺は……」

「律~!遠慮せずに飲んでみなって。美味しかったよ?」

「お前の味覚は頼りねぇし…」

「なんだとーっ!?」

「……美味しい」

「「「「え」」」」

「「だよねーっ♪」」


後ろから声がして振り向くと、美少女……うん。

すれ違ったら、間違いなく振り向いてしまいそうな美少女がいた。

その美少女が椅子に座って液体を飲んでいる。

この子までもが言うか…!?

…っていうか、あれ?

いつの間に、どこから入って来たのだろう。


「ねーっ!ツッキーもそう思うよね!!」

「月乃…いつの間に……」 


月乃と言われる美少女は黙ったまま、また一口飲む。


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