裏生徒会部



「…柊也はいつ戻るの?」

「終わった時ぐらい」

「ふーん…」


・・・・・・・・・・・・・沈黙。

皆が出て行くとやけに静かになった。

いや、皆がうるさかっただけ?

柊也は寝ずに、私の顔を見てくる。

な、なんでしょうか…。


「何…」

「なんでお前はまだ居るんだよ」

「え、いやなんか……嫌?」

「少なくとも良いとは思わない」


少なくとも良いとは思わないってのは、悪いとは確定してないってことだよね。

いや、でもそこは看病してあげてるんだから「嫌ではない」って言って欲しかったんだけど。

まぁ…いっか。


「…あ」


一時経つと、思い出したかのように口を開いた。


「俺らって生徒会に負けたんだよな?」

「うん。残念ながら…」


本当、残念ながら。

しょうがないけど。


「つーことは俺らが生徒会の言うこと聞かねぇといけないんだよな?」

「…あ」


そんな約束をしてしまっていたな、確かに。

すっかり忘れていた。


「…お前、1人でやれよ。俺は嫌だから」

「えぇ!?私1人で!?どんな無茶ぶりをされるか分かんないのに!?」 

「約束したお前が悪いだろ」


…くっ。

約束した私が悪いのは分かってる。うん。

でもでも、それで私だけに任せるなんて冷たすぎるよ、柊也くんよ。

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