裏生徒会部
食事も終わり、お風呂にも入って部屋でくつろいでいると、コンコンッとドアがノックされた。
「失礼致します」
「うん」
凪さんは、布団を抱えて入ってきた。
黄色に薄い黄緑色がかかったようなショートの髪。
白めの綺麗な肌。
う…羨ましすぎる!!
きっと、学校のベスト3に入るだろうなぁ。
「どうか致しましたか?」
「えっいや……あ、凪さんって何歳?」
「何歳だと思いますか?」
「少なくとも…私よりは上だろうけど、19とか20…かな」
「正解は……秘密です」
秘密なんですか。
ということは予想より年上って可能性も…?
「別に言っても良いのですが…。秘密の方がキャラ立ちますよね」
「あー…へぇ。うん」
キャラ立つとか、そういう問題なのだろうか。
っていうか、美人メイドってことでキャラ立ちすぎだと思うけども。
あれ…私、主人公として大丈夫なの?これ。
なんかそこら辺の地味キャラになったりしてないよねっ…!?
「静音様…?どうかされましたか?深刻そうな顔ですが」
「えっ?うん大丈夫、大丈夫」
「そうですか」
凪さんは布団を敷き終わると、姿勢正しく正座をした。
何かしらの儀式が始まるかのように。