裏生徒会部
静音は先程、俺が聞いていた内容を聞き、大きく頷いた。
「じゃぁ、明日行くね。柊也も何もないでしょ?」
「は?俺も行かねぇと駄目なのか?」
「当たり前でしょ」
当たり前ではないだろ。
安部は地図を手渡し、お礼を言うと部室をあとにした。
「…ってか、お前。帰ってくるの早かったな」
「うん。気にしないでくれって言われて…会わせてもらえなかった」
首を傾げ、納得のいかない顔。
静音が行けば喜んで出てくると思ってたが。
なんか俺も気になってきそうじゃねぇかよ…。