裏生徒会部


私は柊也と栗原さんをとりあえず放置して、笹島さんを追いかけた。


「笹島さん!!」


笹島さんは立ち止まり、此方へと振り向く。


「何?」

「あの…いいんですか?これで」

「…………」

「だって、あんなに仲良しだったのにたったあれだけでっておか」

「いいんだよ」


笹島さんは私の言葉を遮って、笑った。

とても辛そうな笑顔。


「僕とさ、あやちゃんが付き合ってて変って思ったでしょ?」

「え、いや…」


図星を言われ返す言葉がない。


「いいよ。正直に言って」

「…はい。すみません…」


「やっぱりね」と笹島さんは私の頭をポンポンとすると、また笑った。



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