裏生徒会部
「んで、静音は何やってんだ?」
「夏フェスの準備」
「あー夏フェス。鈴菜が占いするとかなんとか気合い入ってたな」
そんなこと言ってた気がする。
占いも兼ねて運命の人を見つけるとかも。
「悠は関係あるの?」
「俺も柊也先輩達に協力するわけ」
「なるほどね。俺らバスケ部も何かすることになったんだよ。だから茜先輩と打ち合わせ」
「そうなんだ。頑張ってね。茜、咲也くん」
「おう」「頑張りまーす」
猫を抱えてる為に小さなブイサインしかできていなかった。
茜と咲也くんと別れ、悠くんの家へと向かう。
それにしても、やっぱり外は暑すぎる。
これだから夏は……嫌いではないけど。
学校の方向へと数十分歩くと悠くんの家に着いた。
「あぁ…親は仕事行ってるんで気軽に上がっていいですよ」
「お邪魔します」
「悠ん家来るの久々」
「中学の時以来ですかね~」
中学以来ってことは柊也と悠くんって中学の時から知り合いってことか。
確かに仲良さげだしね。