裏生徒会部


悠くんはにっこりと笑顔を見せる。


「大丈夫ですよ。俺は正統派ですから」

「本当に…?」


疑いの眼差しで見やる。

さっきのがなければ素直に信じましたがね。


「さっきのはからかっただけですって。本当に本当。ね、柊也先輩?」

「微妙」

「微妙なんだね、やっぱり…」

「いやいやいや、根っからの正統派ですよ!」


らしいので、微妙に正統派ということにしておこう。

いつの間にかクリームは柊也の手元にあり、スポンジに綺麗にぬられていた。

柊也って案外器用なんだ。


「で、あとは果物とかのせるだけですね」

「私やる!」

「どーぞ。俺らは向こうでくつろいでいるんで」


そう言うと、柊也の腕を引っ張りながら向こう側にあるソファへと腰をおろした。

よし。美味しそうに飾りつけよう!

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