裏生徒会部
「…どうしてそう…なっちゃったんですか?」
私は気になって聞いてみた。
「ストレス…かな。あやちゃんのためだって思って、ずっとバイトして金貯めてたんだ。そしたらこうなっちゃった」
「え…」
「あはは」と言う、笹島さん。
いやいや、笑いごとじゃないと思うんだけど。
「僕はあやちゃんが幸せでいてくれればいいんだ。…だから、あやちゃんがあの子の事を好きになったんなら仕方ないでしょ?」
そんな弱気発言に私の何かがキレた。
「そんな事言っちゃ駄目です!!っていうか、柊也と付き合ったて栗原さんは幸せにはならないです!!」
なんせ相手は柊也だ。
あんな乙女心の理解度が0…いや、マイナスな柊也だ。
笹島さんの方が断然いいに決まっている。