裏生徒会部


気を取り直し、双子ちゃんと私は床へと座った。

双子ちゃんの作ったケーキをテーブルの上に置き、皆で食べる。

…うん。同じ味だ。


「さすが、双子…同じこと考えるんだね」

「ううん。このアイデアは静音さんだよ」

「俺のはいっちー」

「ってことは…くくっ……」


私と柊也の顔を見たあと、笑いだす悠くん。

自分でもびっくりだし…!!

まさか私のアイデアを柊也も考えるなんて思わないよ。

っていうか、稜哉くんがあれから柊也の家に行ったとは想像つかないし…。


「「本当仲良しさんだね~」」


双子ちゃんのほうが断然、仲良しさんです。

< 252 / 739 >

この作品をシェア

pagetop