裏生徒会部


振り返ると、見たくもない笑顔がそこにあった。


「着ればいいじゃねぇか、静音」

「「やっぱり、じんじんもそう思うよねー!」」

「似合ってると思うぞー」


棒読みで言われても。


「よし、稜香!」

「はいはーい♪」

「えっ!?ちょっ稜香ちゃん!?」


稜香ちゃんはメイド服を私の手から取り、無理矢理に腕を引く。

なんだこのパターンは!!

着せられる度100%だよね。


「あ、稜香待って!!俺もい」

「お前は行っちゃ駄目だろ」

「え?じゃ、俺が行こ」

「悠」

「柊也先輩、いつも以上に顔怖いですよ。冗談ですって」


稜香ちゃんに引っ張られ、隣の教室へ。

抵抗出来ないまま、稜香ちゃんに着させられた。

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