裏生徒会部



「うぅ…恥ずかしい……」

「静音さん、似合ってるよ!本物のメイドさんみたいっ!」


それもどうかと思うけど。

皆のところに戻ると、いきなり写真を2人から撮られた。


「なっなんで撮るのよ…」

「可愛いからですよ~」

「今後利用できそうだから」


仁に至っては最低。

利用って…うぅ……また弱味を握られた…。


「これで売り上げ伸びそうだね!静音さんパワー!」

「何、静音さんパワーって…」

「静音さんパワーは静音さんパワーだよ。ね、稜香」

「だね~。稜哉」


この双子ちゃんはもう何が言いたいのかわからないし。


「柊也先輩も何か言うことないんですか?」


悠くんの質問に考える柊也。

大丈夫、心の準備は出来てる。

どうせ傷つくような事を言うだろうから。


「……馬子にも衣装だな」

「そんなこと言うだろうとは思ったよ……」


予想を裏切らないのが柊也。

皮肉を込めてさすがだ。


「柊也先輩…」「「いっち~…」」「柊也…」

「なんだよ」


皆に呆れられたような目で見られる柊也は首を傾げた。

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