裏生徒会部
とりあえず咲也くんに会いに体育館へ。
「よっしゃっ!!まだまだだな!!咲也」
「茜先輩!今ズルしたでしょ!!」
「してなーい」
「茜!咲也!てめぇら2人で遊ぶなって何回言ったらわかるんだ!?」
「本当よ。いい加減にしないと雑用係させるわよ!?」
タイミングが良いのやら悪いのやら…。
先輩2人に怒鳴られている咲也くんと茜を見つけた。
「「ごめんて、ごめん♪」」
「馬鹿にしてるわね…」
「だな…」
「あのー…」
「ん?」
「あ!静音さんっ!」
「静音ー!」
2人は駆け寄り、私の後ろから顔を覗かせる。
「先輩達が俺らを苛めるんですよ~!」
「酷いと思わないか!?」
と言われても。
その始終を見ていたわけですが。
どう思っても…
「咲也くんと茜が悪いよ」
「「えぇーっ!?」」
先輩方2人もこくこくと頷いた。