裏生徒会部
「えっと…呼び出したりしちゃってごめんね?」
捕まえちゃったりして、の間違いだったりはしないでほしいけど。
「それで、黒崎嵐ちゃんに頼みたいことがあるんだけど…」
「あたしに?」
「そう」
「嫌だ。面倒くさい」
内容を言ってないのに即答で断る嵐ちゃん。
「面倒くさいってことは分かるけど、そこをなんとか…ね?」
「嫌っていったら嫌」
中々頷いてくれなさそうだ。
っていうか笑ってないでなんとかアシストをして欲しいんだけど、そこの3人。
「お願いっ!」
「いーやだっ」
「やってやれよ」
いきなり声がした方を見ると、そこには腕組みをして偉そうに立っている男がいた。