裏生徒会部
「なんでお前…来てるんだ?」
「来ちゃ駄目なんですか?」
「いや、いいけど…俺、負けたし……」
「好きにしろって言ったから来たんですよ。だから俺の好きにしたんです」
「悠…」
「え?何なに?なんの話?」
「お前には関係ない話」
「えぇーっ!?」
咲也くんは口を尖らせると、悠くんに問いかけた。
「ねぇー悠―!なんの話なの?」
「さくは空気読めない奴だねって話」
「えぇ!?俺をKY扱いしてんの!?」
悠くんは、この日からずっと練習を休まなかった。
期待にもできるだけ応えられるように努力して。
妬みにも、認められるように。