裏生徒会部
仁は双子ちゃんと少し戯れあった後、机に腰掛けるとまた腕組みをした。
「静音が何やってるかは知ってる」
なんで。
「柊也もサボってるみたいだしな。俺が助っ人に来てやったってわけだ。暇じゃねぇんだけど」
それはまぁ、色んな意味で心強い助っ人!
そして暇なんだね!羨ましい!
「で、だ。そこの逃げようとしてる2人」
ドアの方を見ると、伊織くんと嵐ちゃんはこっそり逃げ出そうとしていた。
…気がつかなかった。
「何。嫌だよ、あたし。そんなの手伝わされるの。他に頼めば?」
「俺は関係ないですし」
確かに伊織くんは関係ないけどね。
「まぁ、そう言うなっての。嵐はあんまん。伊織はアイス。これでいいだろ?」
何…あんまんとアイスって。すっごく意味が分かんないんだけど。
何がいいわけ?
伊織くんと嵐ちゃんは嫌そうにしながらも、どこか嬉しそうな顔をして
「「引き受けます」」
と答えた。
いや、え?なんで?