裏生徒会部
Mission★6
アイドルと戦隊
- 静音side -
事件+誕生日から時が経ち、早くも10月。
あのあとは、先輩が謝りに来た。
「わ、わるかった…本当に」
「わるかった?すみませんでした、でしょ?」
「すみませんでした…」
先輩の後ろには笑顔が笑顔じゃない浪川さん。
先輩の言った言葉を丁寧に直して…いや、直させていた。
そして現在。
私と柊也の前の依頼者用ソファに3人とその後ろに置いた椅子に3人。
1人目は、凄く可愛くて美人でスタイル良くて…完璧そうな子。
「初めまして。私は神埼 桜(カンザキ サクラ)。高校2年生よ」
にこっと笑顔。
「さ、あんた達も挨拶しなさい」
残り男の子5人。
皆、イケメンだ。
「よーく覚えとけ!将来、大物アイドルに」
「俺は榊 渉(サカキ ワタル)。高2」
「てめぇ、まだ俺の自己紹介が終わっ」
「俺は鬼塚 涼(オニヅカ スズム)。高3」
「涼!わざとか!?わざとなのか!?」
「さぁ。なんのことだろうな」
むすっとした表情になった男の子を宥める神埼さん。
残った2人も自己紹介を続けた。
「僕は工藤 圭吾(クドウ ケイゴ)!高2だ」
「俺は山本 功汰(ヤマモト コウタ)です。高校1年生です」
榊くんは素っ気ない雰囲気。
鬼塚さんは優しそう。
工藤くんは元気いっぱいって感じ。
山本くんはクールそうだ。