裏生徒会部


光の加減で見る場所によっては金色にみえる、明るめの茶色の髪。

爽やかな顔立ち。

どこかで見たことがあるような…ないような……。


「あのさ」

「何?」

「その後ろの人…誰?」


嵐ちゃんと謎の男子生徒は目を合わせると、笑ってハイタッチをした。


「静音ちゃん。俺だよ、俺」


誰だよ、誰。

…ん?

でも聞いたことのある声?

もしかして………いやいやいや。ありえないよね…


「えーと、まさかー…ですけど………笹島さん…?」

「そのまさか」

「えぇぇぇ!!!??」


謎の男子生徒の正体はまさかの笹島さんだった。


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