裏生徒会部


笹島さんと私はこれからどうするかを考えた。

結果、笹島さんはもう一度、栗原さんに告白をすることになった。


「頑張ってくださいね、笹島さん!!」

「うん。頑張るよ」

「柊也なんかに負けちゃ駄目です!!」

「う、うん…?」

「柊也を土下座させる勢いでいきましょう!!」

「え、ん?…静音ちゃん、なんだか怒ってる?」

「怒ってないですよ!!」

「そう…か」


うん。

怒ってなんかいない。

柊也が手伝わなかったし、無視してくるし、睨んでくるし…

そんなこと一切気にしてないし、怒ってない。…多分。


「では、明日。いい報告であるように期待してます♪」

「うん。…こんな俺のために色々してくれてありがとう」

「いえ。私が言い出したことですし」

「それでも本当にありがとう」


笹島さんは私の手を握ると笑顔でそう言った。

笑顔が眩しすぎる…!!

そんなレベルまでいってる。

今度、嵐ちゃんが何をしたのか聞いてみよう。



< 46 / 739 >

この作品をシェア

pagetop