裏生徒会部
『おい。いい加減起きろ』
そう何度も声が聞こえていた気がしていた。
こっちは眠いのに…ほっといて欲しい。
無視してそのまま寝ていたんだけど……
…あれ?
なんだろ?このフワフワな手触り。
しかも何か…私と違った、いい匂いがする。
「…ん……?」
ゆっくりと重たい瞼を開くと、見知らぬ部屋が目に映った。
ん?え?
私、どうしてこんな所にいるんだっけ?
確か…部室で笹島さんを待ってて…それから睡魔に襲われて寝ちゃったんだよね。
ここまでしか覚えていない。