裏生徒会部


本当、最悪…ありえない…。

しかもよりによって柊也とか…。

この際、見たなら見たで正直に言ってほしい。


「見たんでしょ!?」

「だから見てねぇ」

「じゃぁ、どうやって着替えさせれるのよ!?」

「…どうにかして」

「どうにかしてってできないでしょうが!っていうか、顔を逸らすな!」


私は柊也の顔を両手で挟み、正面に向ける。


「てめぇ、触んな!近づくな!」

「今は関係ない!!」


私と柊也は言い争っていて、ドアが開いたことには気がつかなかった。


< 55 / 739 >

この作品をシェア

pagetop