裏生徒会部
教室に戻ると、さっそく班決めが行われた。
1班5人なのだが、1組~5組は1人余ってしまうらしい。
そこで余った1人は他のクラスの人と班になり、調整するようだ。
「次、静ちゃんの番だよ~」
「あ、うん」
班の決め方はくじ。
A~Fの数字が紙に書かれていて、アルファベットが同じ人で班を作る。
そして、★マークが書かれている紙は他のクラスの人と班になる。
ちなみに、先月仁に手伝わされ、私が黙々と作った物だ。
「…………あ」
「あらあら。浅井さんに決定ね」
運があるのやらないのやらわからない。
アタリなのかハズレなのか…
★マークの書かれた紙を引いた。
「静ちゃんと一緒に行動できないなんて……うぅ…」
「鈴菜、元気だせって。あたしが一緒だ、ほら」
「茜ちゃんより静ちゃんのほうが良かった…」
「えぇっ…」
「嘘だよ~。でもやっぱり3人一緒が良かったなぁ…」
私も鈴菜と茜と一緒が良かったけど、他のクラスの人が嫌なわけでもない。
友達増えるし。
「はい。それじゃ、同じアルファベットの人が集まって計画を立ててね。あ。浅井さんは図書室に行って」
「はい」
どんな人達が一緒の班なんだろう。
そんな期待をしたまま図書室へと向かった。