裏生徒会部


図書室へと到着し、ドアを開け、見えた人達。


「お。静音か」

「静音だな」

「静音ちゃんだー」


……これってもしかして仕組まれているんじゃないの?

嫌じゃないとか、友達増えるとか、色んな期待等そんな気持ちはすぐに消えた。


「ねぇ……仕組んだの?仕組んだんでしょ」

「仕組むとか俺は超人かよ」

「仁だけに…なんちゃって」

「バ奏十面白くないよ~」


やりかねないところが恐ろしい。


「あのなぁ…どうやったらくじを操作できるんだよ」


図書室にいたのは、3組の仁、4組の央、5組の奏十。

お馴染の生徒会メンバーだった。

どのくらいの確率でこのメンバーになるのだろう。


「まぁ運命ってやつだよね~」

「運命っていうより宿命のほうがあってんじゃね」

「最悪…」

「なにが最悪だ。俺達となれて嬉しいだろ?」

「全く」


嬉しいわけがない。



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