裏生徒会部
「あ、柊也くんなんだ。よろしくね♪」
「え?何なに~?えみみん、名前呼び?一ノ瀬くんとそんな関係なんだぁ?」
「おおーっ?ウチらに詳しく話してもらおうかー?」
「違う違う~!1年生の時も同じクラスだったからだよ~!ね、柊也くん」
「あー…うん」
あまり記憶にないけど。
B班の面子は…そう4人とも全員女子だ。
その上、よく絡んでいるところを見る。所謂、仲良し4人組。
確か名前は、1年の頃同じクラスだった吉川。あと、山上、中村…
それと1人、この3人と比べて凄く大人しい星野。
「まず班長を決めて、決まったら班長がこの紙を取りに来るようにー」
と言われたものの全く聞かず、喋り続ける3人。
こういうのが面倒なんだよな…。
「なぁ、班長はどうするんだ?」
「え?班長?あー…友紀子で良くない?」
「うんうん。えみもゆっきーでいいと思うなぁ~」
「私も。ゆっきー班長とか得意だしね?」
「あ、うん。そうだね。あたし、班長やるね」
席を立つ星野。3人はまた会話を再開した。