裏生徒会部
「それで?俺に何か話があるんだろ?」
咲は少し驚いた顔をし、笑った。
「さっすが柊也くん!よくわかったね」
強引にペアを変えて連れて来られたし…
咲は下にいる嵐と星野に目線を向ける。
「さっきさ、ゆっきーとあたしが会話してた時、ゆっきーなんか学校と違うなーとか思わなかった?」
「まぁ…そうだな」
「あはは、やっぱり?」
今日少し話した程度だが、その時の印象とは違った。
学校だと控えめな奴なのかと思ったが、どうやらそうではないようだ。
「ゆっきーね、昔いじめられてたみたいで、それから学校では控えめに大人しくいるようになったみたいなんだよね。
でも本当は明るくて元気で凄くいい子なんだよ?少し口が悪い時あるけどねー」
「まぁそこもいいところなんだけど」と付け加え笑う咲。