裏生徒会部
星野は手で顔を押さえ、首を横に何度も振った。
「違う…違う…っ!本当は…本当はっ一ノ瀬くんのせいでもあの3人のせいでもない。全部自分のせいだつてわかってる…!!」
一人になるのが怖くて、本当の自分を隠した。
出来るだけ周りに合わせて。
嫌われて一人にならないように必死だった。
嫌なことも嫌だと言えずに、笑って受け入れた。
「本当は一緒に写真を撮りたかった…本当は笑ってたくさんお喋りしたかった…本当は大好きな友達と楽しい修学旅行をしたかった…!」
「………」
「本当は…本当はっ……」
「本当は?」
「本当の自分を受け入れて欲しかった…!!」
星野は小さな子供のように大声で泣きながら、俺に縋りつく。
何度も「咲ちゃん」と名前を呼んでいた。